出産祝いに
出産祝いはたくさん届きますが、そのほとんどは使えばなくなるものです。 服は二か月で入らなくなり、玩具は年齢を過ぎ、詰め合わせは使い切ります。 残るのはたいてい一つだけ——よく考えて選ばれたものです。
なぜベアだけが残るのか
テディベアは、すべての年齢を一度に通り抜けるただ一つの贈り物です。 一歳では抱きしめられ、七歳では話しかけられ、二十歳では借りた部屋の棚に立ち、 四十歳のとき、自分の子が生まれて再び出てきます。
量産の玩具はこの道を歩けません。なくなり、擦り切れ、同じものに買い替えられます。 一点物は代わりがないので、大切に扱われます。
「赤ちゃんにはまだ早い」について
よく言われますし、そのとおりです。それでも構いません。 出産祝いのベアは赤ちゃんにではなく、家族に贈られます。棚に立ち、 最初の写真に写り、小さな手に渡るのは二、三年あとです。
実際的なこと。作家ベアはベッドの中の玩具ではありません。 細かな飾りやビーズ、リボンは一歳までのものではありません。 そのまま立たせて、待たせておいてください。
生まれる前に選ぶとき
多くの方は出産前に選びます。うまくいく決め方はこうです—— 「女の子らしい」「男の子らしい」ではなく、色も性格も中庸なものを。 生成り、砂色、グレーがかった青といった落ち着いた色は、いつでも似合い、 古びません。ピンクや鮮やかな青はそうはいきません。
大きさは、多くの方が小さいほうへ間違えます。中くらいが無難に思えますが、 出産祝いで選ばれるのは 40〜45cm の大きな一体で、しかも迷ったうえで選ばれます。 そうした贈り物は部屋の入口から見えます。小さな子は一年で奥の棚へ移り、 大きな子は置かれた場所に残って、部屋の一部になります。
その子だけのものにする方法
衣装に名前や日付を刺繍すると、その品は記録になります。 あとから年月を数える手がかりになるのです。手で、一針ずつ入れるため 同じものは二度と作れません。同じ品を持つ人は、ほかにいません。
双子にも同じ手が使えます。色調は揃え、衣装の図柄だけ変える。 そうすれば、どちらがどちらかで揉めずに済みます。
一緒に添えるもの
作り手の名前と日付を書いた紙を。二十年後、その子がどこから来たのかを たどれる手がかりはそれだけです。なければ、いつしかただの古いぬいぐるみになり、 あれば、家族の物語のままでいられます。
実際の作品で見る
作品はすべて一点物ですから、同時にお迎えいただけるものは多くありません。お迎え先の決まった子をあえて並べているのは、どんな仕事なのか、次に何が生まれるのかが見えるからです。






